僕のママ                   (投稿:GM・Mk2さん)



第二話 あまりにも淫らなママの…… 

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母の瞳にはじめて女を感じたあの日以来、瞬の興味は母に向けられるようになっていた。そして暇さえあれば瞬は、母の日常の様子を注意深く観察するようになっていた。

真夏という今の季節柄、母の服装は清楚なものではあるが、それに見合った薄着なものが多くはなっていたが、さすがに一児の母であり貞淑な人妻でもある瞳が、あの日のような挑発的な服装になるようなことは二度となかった。だが、それでもスタイル抜群の瞳の薄着姿は、それがたとえ清楚なものであっても、息子である瞬の目を楽しませるに充分な女の魅力を放っていた。

瞬はそんな魅力的な母の薄着姿をじっくりと観察しながら、想像の中で母が着ている衣服を全て剥ぎとり全裸に剥いて眺めた。そして暇さえあれば内鍵のある自分の部屋にこもり、そんな母の姿を思い描いてオナニーに耽った。

母を思い描いてするオナニーについては最初、母に対してうしろめたいというか、申し訳ないというような罪悪感のような気持ちを伴っていたが、その回数を重ねていくごとにつれて、そんな気持ちも徐々に薄れていった。いつしか瞬は、それを当然のこととして受け止めるようになり、まだ見たこともない母の裸身を思い描いては、毎日のように虚しく精を迸らせた。

瞬は一年ほど前から性に目覚めはじめ、そのせつない欲望の解消手段としてオナニーを覚えたのだが、その対象は瞬の通っている中学校の若い女教師や、雑誌やテレビに出てくるグラビアモデルなどだったのだが、それがこの数日の間に完全に母親の瞳に変っていた。だが、瞳にしても、それ以前にオナペットにしていたグラビアモデルなどにしても、雑誌やテレビなどで多少の性的知識を得ているとはいえ、まだ中学生であり、女の身体を知らない童貞の瞬が思いか浮かべることのできる裸のイメージはいつも漠然としていて、とても曖昧なものだった。瞬はそんなもどかしい気持ちを抱えて悶々とした日々を送っていたが、そんな鬱屈した気持ちを晴らしたいとあれこれと悩んだあげく、とうとう母の入浴姿を覗き見ることにしたのだった。

「ママ。お風呂あいたから、早く入りなよ。お風呂の蓋開けたままにしてあるから」

その夜、瞬は少し遅めの入浴を済ませると自室には戻らず、そのままリビングへと向った。そしてリビング奥のキッチンにある冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して一口だけ飲んだ後、すぐ側の流しで洗いものをしている母に向ってそう言った。

「わかったわ、瞬ちゃん。ママ、この洗いものを済ませたら入るから、お風呂の蓋はそのままでいいわ」

瞳は身体は流しのほうに向けたまま、顔だけを瞬に向けるとそう返事をした。

「うん、わかったよ。それと、僕もう寝るから」

「あら、今日はお布団に入るのが早いのね?」

「うん。今日はなんだか、お風呂に入ったら眠くなっちゃったんだ」

「そう、それじゃあ、おやすみなさい、瞬ちゃん」

「おやすみ、ママ」

瞬は手にしていたミネラルウォーターのペットボトルを冷蔵庫に戻すと、母にそう言ってリビングを出ていったがそのまま部屋へとは戻らず、浴室に通じている廊下の曲がり角に身を潜めた。

母親の瞳はとても風呂好きだ。この数日の間、母の様子を注意深く観察していてわかったのだが、一日に最低でも二度は入浴をする習慣があり、一回の入浴時間もシャワーだけを浴びるときなどを除いて、少なくとも三十分以上は入っているようだった。そして入浴する時間もだいたい決まっており、午前中なら掃除洗濯などの家事がひと通り終わった後、午後は家族が全員入浴した後、といっても現在この家には瞬と瞳のふたりだけしかいないのだから、瞬が入浴を済ませた後すぐか、もしくは自分が就寝前に入浴するといった感じである。そして瞬は、自分が入浴した後のこの時間を選び、さらに時間をわざと遅めにずらして入浴し、わざわざお風呂の蓋をあけてあるとさりげなく伝えて、母が確実にこの時間に入浴するよう仕向けたのだった。そして瞬は妖しい期待に胸を高鳴らせて、注意深くその時を待った。

だが、そんな瞬の期待とは裏腹に、瞳がリビングから出てくる気配は一向になかった。

瞬が廊下の曲がり角に身を隠してしばらくした頃……リビングの中では、瞳が思いがけないイギリスからの国際電話に驚いていた。もちろん相手は夫の聡一である。

聡一が言うには、とくに用件があって電話をしてきたというわけではなく、なんとなく瞳や瞬の声が聞きたくなったので電話をしてみたとのことだった。


瞳が瞬はもう就寝したことを夫に告げると、聡一は少し残念そうな声を出していたが、すぐに気をとりなおすと、瞳ととりとめもないことような事を話していたのだが、その内容は次第に性的なものに及んでいった。その話を聞いている内に、瞳は妙な息苦しさを覚えた。そして、ソファーに座っている脚を組み替え、下半身の方からざわざわとわきたってくるせつない疼きをそらそうとした。

若い頃から夫の聡一は、海外への長期出張などに出かけると、よく出張先から瞳に国際電話をかけてきて、一人寝の瞳に性的な話をしては彼女を悩ませたものだった。それが自分に聖女のような生活を望んでいる夫の、自分を試そうとしている意地悪な仕打ちだということを、瞳は頭の中では理解していたが、話しの内容がきわどいものに及んでくると、かえってその事を意識してしまい、そんな夫の自分勝手な期待とは裏腹に瞳の肉体は敏感に反応してしまい、燃え盛りはじめた欲望の炎を鎮めようと、一人寝のベッドの中で孤独な指の戯れに耽ることも少なくなかった。

そして今夜も夫は、今自分が生活しているイギリスの一地方の結婚式の話や、男女の夜のことにまつわる話をしながら、電話の向こうでそれを聞いている自分の反応を伺っているような、そんな節が瞳には感じられた。そして、そんな夫の話を長々と聞かせられながら瞳は、夫の口からポンポンと飛び出してくる「ペニス」とか「ファック」というその言葉が、頭の片隅に深くよどんで沈滞していくのを感じていた。

その時である。よどんで霞がかった頭の中に、受話器の向こうからかすかにだが、グラスが割れたような音とともに、小さく女が叫んだような声が聞こえてきたような気がしたのだ。

まさか…そばに女がいるのでは?……。

瞳の心の中にそんな疑惑の念が次々に浮かんでは消えていった。

そして、それからしばらくして夫の話しは続いた。その話しを聞いている間も瞳は、夫に先程の女の叫び声のようなものの正体を問い掛けたい衝動に駆られたが、そのきっかけを掴めずにいた。そうこうしているうちに話は終わり、聡一は瞳と瞬へのいたわりの言葉を残して電話を切った。

電話が切れた後も、瞳は電話機の前に立ち尽くして、その手を軽く電話台の上についたまま何事かを考えていた。

まさか、夫に女がいるのでは?……

瞳の頭の中に、そんな不吉な考えが次々に浮かんでは、消えていった。

瞳は必死にその考えを打ち消そうとやっきになっていたが、そんな事はありえるはずがないと考えれば考えれるほど、逆にその不安はますます膨らんでいった。そして、その不安を忘れ去ろうと瞳は、リビングにあるサイドボードの中からブランデーの瓶とグラスを一組取り出すと、グラスの中になみなみと琥珀色をしたその液体を注ぎこみ一気にあおった。

それからどれくらいの時間が過ぎただろうか?リビングのソファーの上で、ブランデーの酔いに身をまかせてぼんやりとしていた瞳は、リビングにある掛け時計の針が、午後十一時を指し示そうとしているのをアルコールに潤んだその瞳で見とめた。

いけない…もう、こんな時間。少し飲みすぎたみたいだわ、早く寝なくっちゃ……。

瞳は緩慢な動作でソファーから立ち上がると、就寝する前に入浴だけは済ませようと思い、ふらふらとした頼りない足取りで浴室へと歩みだした。

やっと出てきた!……。

廊下の曲がり角のところに身を潜めて、母が出てくるその時を首を長くして待っていた瞬が、今夜はもうだめかもと諦めかけ、自室へ戻ろうとしていたその瞬間、階段の方に振りむこうとした瞬の背後からカチャリというドアが開く音が聞こえてきた。その音に振りむいた瞬は、リビングから出てくる母の姿をその視界の中に見とめると、安堵して心の中でそう呟いた。

リビングから出てきた母の様子は少しおかしかった。浴室へ向かう足取りがふらふらとしていて、どこか頼りなげなのだ。どうやらお酒に酔っているらしい。瞬はそんな母の様子を少し心配しながらも、母が脱衣所の中に入っていくのをそのまま廊下の角から見届けると、足音を殺してそっと脱衣所に近づいていった。

脱衣所の扉の前に立つと、瞬は緊張して身を硬くした。そして、震える指でそっと脱衣所の引き戸の取っ手に手を掛けると、音を立てぬよう少しだけ開いてみた。

スッという感じで、引き戸の扉が二センチほど開くと、瞬はその隙間に恐る恐る目を近づけてみた。すると、瞳はちょうどブラウスやスカートを脱ぎ終わったところのようで、薄い紫色のブラジャーとパンティーを身にまとっただけの、母の白い背中が覗き見えた。小さな顔に似合わず、意外に肉づきがいいようだ。しかし、ウェストやふくらはぎ、そして足首などはまるで外国のグラビアモデルのようにくびれていて細かった。

その母の両手が後ろにまわりブラジャーのホックをはずした。。そして、優美な動作でストラップからそのなだらかな曲線を描いている両肩をゆっくりと抜いていくと、ブルンッといった感じで、ブラジャーのカップの中から母のあの大きな白い乳房が飛び出した。

なんて綺麗なんだ!……ママのオッパイ…真っ白で…とても大きい……。

瞬はその光景に、しばし呆然としてしまった。

瞳の乳房は素晴らしく美しかった。一人息子の瞬を育てたその乳房は、三十四歳という年齢に似合わず、全くといっていいほどたるみを見せておらず、それどころかまるで二十代の娘のような張りと、たわわに実った果実のような圧倒的な量感を兼ね備えていた。とくに秀逸なのはその乳房の抜けるような肌の白さだった。

瞬は自分が小さい頃、あの素晴らしい乳房を思いのままに吸って成長したのかと考えると、その頃の自分に嫉妬してしまいそうだと…そんなバカな事を思いながら、まるで心を奪われたかのように息をするのも忘れてその素晴らしい光景を見つめつづけた。やがて、母の両手が腰のところにあてがわれたかと思うと、優雅な動作で悩まし曲線を描いている大きな白桃のようなヒップを覆っていた、紫色のパンテイーをするすると引き下ろしはじめた。

あれが、ママのお尻…とても綺麗で、まるで大きな桃みたいだ……。

瞬の視線は、だんだんと露わになっていくその白く輝くような白いヒップに釘付けになった。そして、パンティーが完全に足首のところまで下り、母がそのパンティーを足首から抜き取ろうとしたその瞬間、ほんの一瞬だけだったが、わずかに開き気味になった母の股間の隙間から、黒い翳りのようなものが瞬の視線に飛びこんできた。

あれがママの……。

白く輝いているようなヒップとは、まるで対照的なそのものを前にして、瞬は自分の中の血液が熱くざわめき、だんだんと激しくなっていく己の心臓の鼓動とともに、全身の血管を駆けめぐっていくのを感じた。

瞬は覗きはじめた最初のうち、実の母親の裸を覗き見みながら、邪まな欲望を疼かせている自分自身を恥じ、母に対して申し訳ないというような気持ちを抱いていた。だが、母の裸身を覗き見ているうちに、母の裸身がかもしだしている、その妖しいまでの女の魅力の虜になってしまい、いつしかそんな自分を恥じいる気持ちなどなくしてしまった。

もっと見てみたい……瞬は、心の中でただそれだけを願った。

全ての衣服を脱ぎ捨てた母の姿は、すぐに浴室の中に消えていった。瞬はその母の後を追うように足音を殺して、脱衣所の中に恐る恐る脚を踏み入れていった。

その瞬間、瞬は驚いて立ち止まってしまった。脱衣所の向こうにある浴室のガラス戸が、5センチほど開いたままになっていて、そこから湯煙の中でシャワーを浴びている母の白い裸身がわずかながら垣間見えていたのだ。だが、シャワーはガラス戸から離れた一番奥のところにあったので、そこから見える母の裸身はもくもくと立ちこめる湯気の中に淡く浮かびあがるような感じで、とても頼りないものだった。

ドクンドクン……瞬の心臓の鼓動が大きく高鳴った。

綾瀬家の浴室はとても大きかった。この家を立てる時に、お風呂好きの瞳の意向で一般家庭の二倍ほどの広さを取ったので、ちょっとした旅館なみの広さがあった。その広めの浴室の中にはいくつかの観葉植物が飾られていて、さわやかな香りが浴室全体を包みこんでいた。

そこは瞳にとって普段の雑事から開放されて、一番ゆっくりとくつろげる場所であった。

瞳は、瞬が覗いていることなどにまったく気づかぬ様子で、シャワーを浴びていた。

もっと近くで見てみたい……。

シャワーを浴びている母のその裸身をじっと見つめながら、瞬は痛切にそう思った。だが、ここで焦って母に見つかってしまったら元も子もなくなると思い直すと、必死で自分を抑えながら、その機会を伺った。

しばらくして母の裸身が瞬の視界から消えた。それと同時に浴室の中はシーンとなった。おそらくのんびりと湯船の中に浸っているのだろう。

やっとチャンスが来た……。

そう思った瞬は、母の裸身がよく見えるよう、徐々に浴室の中を覗くのに一番いい位置を見定めると、足音を殺してそっと移動した。

その途中、瞬は脱衣所の洗濯籠の中に、先ほどまで母が身にまとっていた下着が脱ぎ捨てられていることに気がついた。瞬は思わずそれを手にとると、浴室のガラス越しに漏れ出てくる淡い光の中にそれをかざして凝視した。それは紫色のブラジャーとパンティーだった。

先程覗き見えた、浴室の中に淡く浮かんでいるような母の白い裸身と、それとは対照的な鮮烈な色あいの下着との対比に、瞬は圧倒されような思いを感じながら、さらに浴室のガラス戸に近づくいていった。そして、その開いている隙間から、恐る恐る視線を浴室の中の母の裸身へと向けていった。

かなり酔っているのだろう、浴槽から上がってきた瞳はときおり身体を頼りなくふらつかせながら、

自分専用のスポンジマットを浴室のタイルの上に敷くと、その上で屈伸運動を始めた。それは瞳が入浴する時には必ず行う習慣であった。瞳は入浴すると、お湯につかって十分に身体を温めた後、脂肪のつきやすい二の腕や下腹部を、浴室の中に常備してある塩でよく揉みこみ、それが終わると屈伸運動をするのだった。それは瞳がまだ十代の頃から続けている美容方法であり、入浴するときには必ず行う習慣であった。

瞬は、そんな母の様子をじっくりと見つめていた。幸いにも、母は少し斜め前方を向いて屈伸運動をしていたので、その脇から母の大きな乳房の盛り上がりがよく見えた。その身体の方向は、瞬が覗いている現在の位置とは逆の方向を前にして向いていたので、瞬が何か物音でも立てて、突然母が振り向いたりしないかぎり見つかる可能性は少なかった。

瞬のいる位置からほんの数メートル先で、母の美しい裸身が妖しくうねっていた。瞳はゆっくりとした動作で上半身を前方に曲げていくと、スポンジマットの上に座ってまっすぐに伸ばした脚の、膝頭の部分にその額をピッタリとくっつけていった。

瞬は、そんな自分を産んでくれた母親の裸身…いや女の裸身が妖しくうねる様子を、まばたきひとつせずに見つめ続けた。

母がその柔らかそうな身体の上半身を前に倒していくたびに、母のあの大きな乳房が、華奢な感じの上半身と、ほどよく肉のついた太腿の間に挟まれてひしゃげた。それと同時に、ウェストのあたりの肉がグーンといった感じで左右に張り詰めて、後ろから覗き見ている瞬に圧倒的な量感と確固たる存在感を感じさせた。

瞬は、そんな母の仕草を見つめながら、着ている衣服をかなぐりすてて、今にも浴室の中に飛びこんでいきたいという衝動が、頭の中を駆け巡っていくのを感じていた。

あれがママの!…いや成熟した女の裸なのか!……

そこには、瞬がこれまで想像の中で思い描いて精を迸らせてきた曖昧な虚像でなどではない、本物の母の裸身が……いや成熟した女の裸身があった。

ママを抱きたい!……。

唐突に、瞬の心の中をそんな背徳の衝動が駆け抜けていった。それと同時に、先程からパジャマズボンの下で勃起して、熱く疼いている肉棒がさらにその硬度を増していくのを感じていた。

ママのあの素晴らしい身体を抱いてセックスをしたら、一体どんな感じがするのだろう?……きっとすごい歓びをもたらしてくれるに違いない……。

瞬は心の中でそう確信した。

もし今、僕が浴室の中に入っていったら、ママはどんな顔をするだろう?……そして、僕がママとセックスがしたいと言ったら……もしかしたら、ママはいつものように優しく僕の願いを聞いてくれるかも

しれない……いや、そんなことをママが許してくれるわけがない。こんな馬鹿げた願いを……。それどころか、ママは怒り、嘆き悲しむに違いない……。

瞬の心の中で、そんな相反する二つの考えが次々に浮かんでは消えていった。瞬はその強烈な欲求の高まりと、理性の狭間で逡巡していたが、ありったけの理性を呼び起こしてかろうじて自制心を取り戻すと、なんとかその場に踏みとどまった。

ちょうどその時、スポンジマットに座って屈伸運動をしていた瞳がゆっくりと立ち上がった。瞬は母が浴室から出てくるのではと思い身を硬くしたが、瞳は完全に立ち上がるとそのままの体勢で、浴室のフックに掛かっているシャワーヘッドへと手を伸ばしていった。瞳の手がそこに掛けられたその瞬間、瞳の身体が大きくふらつき、ツルリといった感じで彼女の手からシャワーヘッドが落ちていった。

瞬は思わず声を上そうになった。瞳が落ちたシャワーヘッドを拾い上げようとゆっくりと前屈みになった瞬間、その股間の黒い翳りの全容が、瞳の背後から覗き見ている瞬の視界に露わになってしまったのだ。それは十五歳の少年とってあまりにも鮮烈な光景だった。

瞬の視線の先には、母の白いヒップの割れ目から、その周辺に密生している恥毛、さらにはその奥にひっそりと息づいている淡紅色をした女陰の全容が余すところなく晒されていた。

それは、これまで瞬が想像の中で思い描いていたものとは、かなり違った怖いような大きさと形状をしていたが、瞬はその女陰が持っているなんとも表現できない、妖しい魅力というか、迫力のようなものに圧倒されるような思いを感じ、我を忘れてその部分をじっと凝視した。

パックリと口を開いた淡紅色の肉の亀裂。その一条の溝の周りには短い恥毛が生えていて、キラキラと光っているように濡れており、そこからほのかに甘い女の匂いが漂ってくるような、そんな感じさえした。

これがママのオ○○コ……。

瞬は母の女陰を覗き見ながら心の中でそう呟いた。そして、それと同時に下半身の方から伝わってくる肉棒の熱い疼きがさらに強まってくるのを感じていた。

瞳はシャワーヘッドを拾い上げると、瞳はその美しい裸身にシャワーを浴びせはじめたが、また身体をふらつかせたかと思うと、今度はタイル張りの壁面に身体を寄りかからせてしまった。瞳はしばらくはそのままジッとして、時折ふらふらと眠そうな様子を見せていたが、再びのそのそと動きだすとシャワーを止めた。浴室の中にシーンとした静寂のときが訪れた。

ママの裸…とても綺麗だ……。

瞬は浴室の中でじっとして立ち尽くしている母の裸身を眺めながら、心の中でそう思った。そして、下半身のパジャマズボンの中で極限にまで硬直した己の肉棒を取り出すと、右手で軽く握り締めた。もうそれだけで、赤黒く灼熱化した肉棒はズキンズキンと鈍く疼いた。

あまり動かすと、すぐに放出してまいそうだ……。

そう思った瞬は、できるだけこの光景を長く楽しみたかったので、肉棒は軽く握ったままにして、あまり刺激を与えないようにした。

その時、それまで浴室の壁に寄りかかってジッとしていた母の身体がわずかな動きを見せた。母の左手がゆっくりと動き出して、その大きな胸の膨らみにあてがわれたと思うと、そのまま下から乳房全体を支えるようにして下から持ちあげていた。まるで自分の乳房の重さを量っているかのような格好だった。だがよく見てみると、母のたおやかな白い指先がほんの少し動きはじめていた。親指と人差し指が淡く朱みがかった魅力的な乳首をつまんでいた。

瞬はその母の仕草に何か妖しい雰囲気を感じていた。

そのたおやかな白い指は乳首を挟みあげながら、柔らかそうな乳房の膨らみにさらにくいこんでいった。母は繭のあたりを歪めながら、なんとなく苦しそうな吐息を吐いていた。

その時、瞬はある事に気がついた。

「!?…………」

それに気づいた瞬間、瞬は思わず声を上げてしまうところだった。よく注意深く見てみると、動いていたのは左手だけではなかった。なんと、母の右手が股間の黒い茂みの中をまさぐっていたのである。その指の動きは、最初のうちこそ、ゆるゆるとしたゆっくりとしたものだったが、次第にその動きを早めていき、茂みの中を上下に擦りたて、時にはその黒い茂み全体をこねまわすかのように円を描いて蠢いていた。

女にたいしてほとんど知識がない瞬ではあったが、このような状況を見せつけられれば、その行動がなにを意味しているかのおおよその見当はつく。

ママが…オナニーをしている!?……。

そのことが確信された瞬間から、瞬は母を見ているのではなく、そこに性に飢えて悶える一匹の牝の姿を見ていた。それはあまりにも淫らで、それでいてとても魅惑的な光景だった……。

「アアッ……」

母の美しい唇から、なにか切羽つまった嗚咽のような声が聞こえてきた。さっきまではひっそりと埋もれていた乳首がツンと尖って勃起していた。すると今度は指だけではなく、掌全体でその大きな乳房を揉みほぐすかのように動きはじめていた。その左手の動きにあわせるかのように、股間の茂みをまさぐっていて右手の動きも活発になってきていた。先ほどまでのように、軽くまさぐるのではなく、激しく擦りたてているような感じだ。そしてその動きが激しさを増すたびに、それにつれて母の両脚がはしたないほどに大きく開いていった。

「アアアッ…いい、いいーっ!!」

瞳は、瞬はもう眠っていると思いこんでいる。だから、恥も外聞もなく欲望の趣くままにオナニーに狂い、悩ましい喘ぎ声を漏らした。

瞬の背筋がゾクゾクッとしてくるような、とても悩ましいそれでいてとても美しい喘ぎ声だった。そして、その悩ましい瞳の喘ぎ声に誘われるように、瞬は己の股間で痛々しいまでに膨張している肉棒を軽く握り締めている手をゆっくりと動かし始めていた。

「アッ…アアン…、あなた…いいわ、よくってよ!!……アアンッ…どうしよう…わたし、い、いくわ、いっちゃいそう……」

ロンドンにいるパパの事を思ってオナニーをしているのだろうか?……。

瞬はそんな事を思いながら、その母の淫らな姿に釘付けになってしまった。瞳は、覗き見ている瞬があんなに激しく指を動かして痛くはないのだろうかと思うぐらい、激しく指を動かしながらオナニーをしていたが、やがて、そのピンク色に染まった白い裸身をブルブルッと震わせると、短くひと言だけ叫んだ。

「い、いく、いっちゃうーッ!!」

瞳が気をやると同時に、その快感に身を震わせている母の裸身を見つめながら、瞬は夢見るようなそんな気持ちの中で激しく射精していた。そして、思わず眩暈を起こしてしまいそうな激しい射精の余韻がおさまると、瞬は全身の力が抜けたようになり、ズルズルと浴室のタイル貼りの床に崩れ落ちて跪き、甘い啜り泣きに震えている母の白いヒップに心を残しながらも、母が浴室から出てくる前に脱衣所を抜け出さなければと思いたつと、足音を殺してそっと脱衣所を出ていった。

(つづく)